早大ラグビー女子部、設立会見「男子は入れるのに、女子は(選手として)入れないんだ」の疑問から 当面は7人制で強化
1918年創部で全国大学選手権最多16度の優勝を誇る早大ラグビー部が18日、「女子部」設立の記者会見を東京・新宿区の同大内で開いた。 千北(ちぎた)佳英主将(3年)は「ラグビー部に男子は入れるのに、女子は(選手として)入れないんだ」と伝統校の現状に疑問を感じていたという。昨年5月から仲間ら4人でラグビー部の男子OBと会談を重ね、日体大、流通経大など強豪もひしめく大学女子10番目のチームに名乗りを上げた。「女子の裾野を広げる意味でも大きな役割を担う」と自覚する。 11日に初練習を行い、当面は7人制での強化を続け、6月以降に開催予定の「太陽生命ウィメンズシリーズ」入れ替え戦優勝を直近の目標に掲げる。現在、選手は9人で同大会までに出場に必要な12人をそろえる。 早大OGで、2016年リオデジャネイロ五輪7人制や、15人制日本代表の横尾千里さん(31)がヘッドコーチを務める。「未経験者もいて、厳しい戦いになると思うが、『優勝』を掲げない理由はない」と意気込んだ。(田中浩)