埼玉県で専門家会議 終了後に大野知事が会見(全文2)療養先の基準を作る段階
入院が必要な患者は適切に入院できているのか
A:これまでの会見でお話しさせていただいておりますが、待機の患者さんが亡くなったかどうかということ等につきましては、その都度、遺族の方にご了承いただけた範囲は公表しますが、そうでない場合は公表しておりませんので、従来どおりの取り扱いとさせていただければと思います。 共同通信:そうすると、今こういう状況ですけれども、入院が必要な患者さんに関しては融通は、ちゃんと適切に入院させることができているという理解でいいんでしょうか。 大野:すいません、これまでも申し上げているとおり、私どもは現時点においては無症状の方も含めて入院という措置をしていますので、入院が必要な患者さんについては入院をしていただきたいというふうに考えていましたが、これは以前お話ししたとおり150床を確保したときに、いざ入院というときに、やはり受け入れられなかったということでいえば適切に入れたわけではなくて、残念ながらそこで待機を一定の期間余儀なくされる方を生じさせてしまったという意味では、適切に入院させたということではないと思います。
原則論はもう崩れているのでは?
共同通信:その原則論がもう崩れているのは、もう1週間以上そういう状況なわけですから、そういうことではなくて、本当にそういう、まず亡くなった方がもしいればそれは大問題だと思いますし、せめてそういうふうに中等症以上という方についてはやっていますというふうに言えるか言えないかというのをお伺いしたいです。 大野:中等症以上かどうかというのも、実は突然容体が変化する場合もありますから、そこでお待ちいただいている方が無症状の場合から突如なる場合もありますし、それは中等症というのはまさにその方がPCRで陽性になり、そこで割り振りをしますですよね。そのときの段階の中等症から変わる場合もあるので、それは必ずしも一概には言えないと思います。 共同通信:もしそうであれば、変わった段階でそういうふうに入院はできているというふうな言い方をすればいいだけだと思うんですが。もちろん最初から途中で症状が変わることは当然ありますよね。結果としてベッドからあふれているという状況が今ずっと続いている中で、それで病状が最初からなのか変化していったか、どちらでもいいんですけれども、ちゃんと入院が現実問題必要な方に届いているんですかという質問なんです。 大野:現実問題、われわれが必要だと判断している方々はすべての、無症状の方も含めてすべてですから、そこは適切には残念ながらいかなったということはもうすでに申し上げたとおりです。どうぞ。