「みそ汁ダイエット」で一週間で1.4kg減!血糖値の上昇を抑えてくれたり腸内環境を整えてくれる効果も…みそ汁ダイエットのやり方を解説!
みそは、発酵食品として豊富な栄養を含み、ダイエットや健康に効果的な食材。 ここでは、『医師が考案 お腹スッキリ! おかずみそ汁ダイエット(出版:Gakken)』からみそ汁ダイエットの具体的なやり方やその効果を詳しく解説。 【写真】満足感もグンと上がる!かさ増し出来るおすすめの「みそ汁の具材」5選
みそ汁ダイエットの「3つの効果」
▼血糖値の急上昇を抑えて脂肪をつきにくくする 「食事で、糖質の多いごはんや甘辛い味つけのおかずを食べ過ぎると、血糖値が急激に上がります。すると、太るホルモンといわれるインスリンが過剰に分泌。血中の余ったブドウ糖が中性脂肪に変わり、体脂肪が蓄えられます。みそ汁ダイエットは、食事の最初に、具だくさんのみそ汁を食べる方法。次の2つのアプローチで、血糖値の上昇をゆるやかにします。1つめは、野菜、きのこ、海藻など、みそ汁の具の食材に含まれる食物繊維の働き。食物繊維が腸内で糖質の吸収をブロックして、血糖値を上げにくくします。2つめは、みそに含まれる色素成分のメラノイジンによる働きです。メラノイジンが消化酵素の働きを抑えて消化速度を低下させ、血糖値の上昇をゆるやかに。この2つのアプローチによって、食べたものを脂肪にしにくくするダイエット効果が期待できます」 ▼腸内環境を整えて、美腸&おなかスッキリ 「食事で肉などの動物性脂肪をとることが多く、野菜不足の人は、悪玉菌が優勢の腸内環境に。腸内細菌は糖質や脂質の代謝にも影響し、腸内フローラ(腸内細菌叢)が乱れると、肥満になりやすいこともわかってきています。やせやすい体質をつくるには、腸内の善玉菌を増やし、便通をスムーズにすることが大切です。その美腸づくりに、おかずみそ汁が活躍します。みそ汁の具の野菜、きのこ、海藻には、食物繊維が豊富。食物繊維には2種類あり、不溶性食物繊維は便のカサを増やして腸の動きを活発に、水溶性食物繊維は便をやわらかくして排泄を促す働きがあります。また、みそに含まれる植物性乳酸菌やメラノイジンには、腸内の善玉菌を増やす効果もあり、腸内環境を良好にします。毎日、おかずみそ汁を食べることで、腸から余分なものをためにくい体をつくれます」 ▼おかずみそ汁の具がむくみを予防する 「むくみやすい体質で、みそ汁の塩分が気になる人もいるのではないでしょうか。『日本人の食事摂取基準(2020年版)』の1日のナトリウム(食塩相当量)の目標量は、18歳以上の男性7.5g未満、女性6.5g未満。みそは、食塩と同じ塩分量でも約30%の減塩効果があるという研究結果もあります。さらに、おかずみそ汁は、野菜、きのこ、海薬などの具をたっぷり使うので、体内の余分なナトリウムを排出するカリウム、食物繊維がとれ、むくみを防げます」