<水樹奈々>「ダンダダン」 モモの祖母・星子役で開いた“新たな扉” 言葉の裏の“愛”を伝える挑戦
「モモ役の詩音ちゃんとオカルン役の花江くんが最初にトップスピードでくるので、私は星子としてそれを迎え撃つという形でした。2人は若さのエネルギーで突っ込んでくるので、それを懐深く受け止め『はい、よしよしよし……』と抱きしめながら、導いてあげるという。あの熱を全部受け止めなくてはいけないので、冷静ではいながらも、ものすごいエネルギーが必要でした」
和気あいあいとした収録現場で、「キャラクターと見事にシンクロしている皆さんの空気を感じながら、しっかり呼吸を合わせて収録することができたので楽しかったです」と掛け合いの楽しさを感じることができたという。
「収録時間が短いので、みんなでゆっくり雑談する時間はなかったんですけど、(田中)真弓さんが現場の空気を作ってくださっていて。真弓さんはいつもターボババアのパーカーを着て、現場に来てくださるんです。『年上に対するリスペクトが無ぇ』というターボババアのせりふが書いてあるんですけど、真弓さんは『これ見て~』と言ってみんなに見せて回っていると話していて、『みんな真弓さんのことリスペクトしてますよ』という話をしたりして(笑)。本当に場の空気を和やかにしてくださって、感謝の気持ちでいっぱいです」
水樹さんは、アニメ「ダンダダン」の魅力を「心拍数が上がる要素がギュッと詰まった濃い作品」と語る。
「日常に少し刺激が欲しい方は、日々を彩るスパイスとしてぜひ触れていただけたらなと思います。オカルトや心霊ものに興味がない方でも、ラブコメ要素が主軸にあったりもするので、すっと入っていただきやすい作品になっています。あらゆる角度からあらゆるジャンルのものが融合された作品なので、ぜひアニメでも楽しんでいただけたらと思います。本当に作画が素晴らしくて見どころ満載ですし、音楽もすごく格好いいので、そういったところにも注目していただきたいなと思います」
水樹さんら声優陣がぶっ飛んだ個性的なキャラクターの魅力を全力で表現するアニメ「ダンダダン」。今後の展開も見逃せない。