監督会議後、握手を交わすＤｅＮＡ・三浦監督（左）とソフトバンク・小久保監督

　ソフトバンクの小久保裕紀監督が２５日に行われた「ＳＭＢＣ　日本シリーズ　２０２４」の監督会議で、ワールドシリーズに負けない熱戦を見せると誓った。 　「ワールドシリーズとかぶるので非常に注目度も分散されがち。日本の代表として恥ずかしくないようなプレーを横浜ＤｅＮＡベイスターズの皆さんとともに築き上げて、日本国民が喜ぶようなシリーズにしたいと思います」 　２６日に開幕する今年の日本シリーズは、大谷を擁するドジャースとヤンキースが激突する大リーグのワールドシリーズと全く同じ日程で進行。小久保監督は「やっぱりワールドシリーズとかぶるんでね。これはホント、笑い事ではなくてね。その責任は感じてますし。朝はワールドシリーズ、夜は日本シリーズ。皆さん（報道陣）にお願いしたいのは、ここは日本だぞというところで。それに値するゲームをしないと扱いは大きくならないと思って。こんなにかぶるかと言う中での戦いなんで、そういう思いもあります」。ＮＰＢの球団を率いる監督として、日本シリーズの価値を損なってはいけないとの思いは強い。 　「われわれにとって日本シリーズは一番のひのき舞台。そこで日本の野球の価値を考えたときに、日本シリーズでやっぱり（メディアの）扱いがっていうところは監督としては考えますね。野球界で育てられ、野球界に恩返ししていくという点で、そういう視点は必要なんじゃなかなと思います。だから恥ずかしくない、ふさわしいプレーをするっていうところが第一かなと思いますね」。大谷と張り合えるような歴史的なシリーズを、小久保監督が日本の野球ファンに届ける。