【独自】「公共の場だから問題ない」中国人インフルエンサーが庁舎に無断侵入し撮影した映像をSNS投稿…やりたい放題で15自治体の映像投稿
中国人インフルエンサーが、全国各地で庁舎や議会の中に無断で立ち入って撮影した映像を、SNSに多数投稿していたことが分かった。取材に対して中国人インフルエンサーは「公共の場だから問題ない」などと反論するが、こうした行為は「建造物侵入」などの疑いもあると見られる。 【画像】取材にこう答えた中国人インフルエンサー
15自治体の映像を無断撮影してSNS投稿
10月に投稿された、鳥取・北栄町にある町議会の内部を無断で撮影した映像。 中国人インフルエンサー: 各部署のリーダーの席ですね。本人が来庁する時には、これを立てますね。議長の席に座ってみようと、どんな感じかなぁー。「参上!すごいね!よし!議長です。みなさん、こんにちは!私はきょう、多くは語りません。発言したい議員さん、どうぞお話しください」。 さらに、同じ鳥取県にある倉吉市でも映像を撮影していた。 中国人インフルエンサー: 公務員たちはこのような内装なしの部屋で勤めています。見てください!一望できますね。日本の働く環境が好きですね。誰かがサボってしまったら、すぐ分かります。 一方、奈良・大和郡山市では議長らの部屋でも撮影していた。 中国人インフルエンサー: 悪くないね。ここは副議長室、副議長「西村千鶴子」です。議長「西川貴雄」です。2人で1つの部屋を使っていますね。こちら側はスケジュールです。本日は木曜日、何の予定もありませんね。 部屋にあるホワイトボードに書かれたスケジュールまで紹介していた。 山形県の新庄市でも、議長・副議長室の動画を投稿していたが、ここで意味深な言葉が飛び出す。 中国人インフルエンサー: 本日、議長は隣で市議会に出席しているはず。不在です。 まるで不在を把握していたかのような発言だ。他の場所でも同じようにスケジュールを調べていたのか。 番組が調べたところ、この中国人インフルエンサーのSNSでは、少なくとも15カ所以上の自治体の建物に入り撮影を行っていた。
中国人インフルエンサー「公共の場だから問題ない」
こうした行為は、建造物侵入などの疑いがあるとみられる。一体何が目的なのか。 中国SNS事情に詳しい周来友氏: 目的はバズらせる。 中国だと、役所というのはものすごく豪華。おそらく町で一番豪華なところ。日本の役所というのは意外と質素。それがまたインパクトが強い。 「イット!」はこの中国人インフルエンサーにSNSを通じてコメントを求めた。 中国人インフルエンサー: 私は問題であるとは思っていません。公共の場ですので。もしこういう投稿に問題があれば、そもそもこのSNSに投稿ができないと思います。ご存じのように、中国の審査基準は日本よりはるかに厳しいです。 (「イット!」 11月28日放送)
イット!