厳寒焼き肉まつり、北海道・北見 屋外、防寒着で七輪囲む
極寒の夜空に肉の香りをのせた煙が立ち上る―。北海道北見市で9日夜、恒例イベント「北見厳寒の焼き肉まつり」が行われた。午後6時時点の気温は氷点下6度。約2千人の参加者は雪が降る中で防寒着を着込んで屋外の会場で七輪を囲み、あつあつの焼き肉を味わっていた。 午後5時半の開始とともに、スキーウエアなどを重ね着した参加者が、500台の七輪で一斉に牛サガリや豚ホルモンなどを焼き始めた。タレは凍り、焼酎のお湯割りなどもすぐに冷めてしまう寒さだが、笑顔で肉をほおばった。 北見市内の焼き肉店は約70軒。長野県飯田市が21年にまとめた集計によると、人口1万人当たりの焼き肉店の数が全国3位。