【密着】3Dで見る「大腸がん」検査。人間ドックの最新テクノロジーとは
【密着】3Dで見る「大腸がん」検査。人間ドックの最新テクノロジーとは
日本人男性の約10人に1人、女性の12人に1人は大腸がんに罹患しており、女性のがんによる死亡数の第1位は大腸がんだと言われています。今回は実際の人間ドックに、Medical DOCを運営する株式会社GENOVA代表取締役社長の平瀬社長の同意のもと、密着取材させていただき、検査結果と照らし合わせながら、大腸がんのリスクについても循環器内科専門医の高橋先生と消化器病専門医の宮崎先生に解説いただきます。 【イラスト解説】要注意!「大腸がん」NG食べ物
chapter01 検査前インタビュー
平瀬: 今回の人間ドックで楽しみにしていたのが、大腸3D-CT検査です。 高橋先生: 仮想内視鏡と言われている検査ですね。 平瀬: 初めて受ける検査なので、どのような検査か気になります。 高橋先生: 内視鏡検査は2リットルくらいの下剤を飲まないといけないのですが、今回の大腸3D-CT検査は少量の下剤で済みます。 平瀬: 下剤をたくさん飲まないのは楽で嬉しいですね。 高橋先生: 早速検査をしていきましょう。 平瀬: よろしくお願いします。
chapter02 検査後のインタビュー
平瀬: 大腸3D-CT検査を初めて受けてみて、お腹は張る感じで少し違和感はありましたが、あっという間に終わりました。 宮崎先生: 少し大変ですが大腸3D-CT検査では色々なことがわかります。大腸がんは罹患率の高いがんで、定期的に検査を受けないと見過ごしてしまう可能性もあります。 大腸3D-CT検査は下剤の量も少量で負担の少ない大腸検査ですので、内視鏡検査に抵抗がある人にもおすすめです。 平瀬: 大腸の検査方法を選べるのは嬉しいですね。 宮崎先生: 平瀬社長の大腸は、少し長めだなと思いました。普段、お腹は張りますか? 平瀬: お腹が張ることは多いですね。 宮崎先生: 通常の人に比べて1.5倍くらい長いので、お腹が張りやすい人の大腸かなと思います。 平瀬: 人それぞれ全然違うのですね。 宮崎先生: 次に大腸を3D合成した画像を見て確認していきたいと思います。 粘膜が盛り上がった病変で、大きめのものや形がいびつな場合にはポリープではなく隆起性病変と呼んでいますが、今のところ、隆起性病変はないかなと思います。 平瀬: 大腸を3D画像で見るのは初めてです。こうやってわかるんですね。 宮崎先生: 大腸3D-CT検査はCTの撮影もできるので、ほかの臓器も調べることができます。 平瀬: 内視鏡検査を受けたことがない方は、まず大腸3D-CT検査を受けてみるのも良いなと思いました。 宮崎先生: そうですね。恐怖心がある人は、最初に大腸3D-CT検査を受けていただきたいですね。 平瀬: 大腸3D-CT検査の注意事項を教えてください。 宮崎先生: 検査の前日に検査食を食べていただき、少量のバリウムを数回に分けて服用します。 大腸内視鏡検査はその場でポリープを切除できますが、大腸3D-CT検査はポリープがあるかどうかはわかりますが、その場で切除ができないので、ポリープがある場合は後日大腸内視鏡検査をお受けいただければと思います。 平瀬: 過去に何度か小さなポリープを切除したことがあります。 宮崎先生: 既往歴のある方は毎年大腸の検査は受けていた方がいいかなと思います。