カーニバル、通期見通し上げ-ボルティモア橋崩落や紅海情勢は重しに
(ブルームバーグ): 米クルーズ船運航会社カーニバルは、記録的な旅客需要を背景に、2024年通期の業績見通しを若干引き上げた。一方で、ボルティモアの大型連絡橋崩落に関連したマイナスの影響を挙げたほか、紅海地域での紛争の影響も引き続き受けている。
同社発表によると、通期の調整後EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は56億3000万ドル(約8530億円)になる見通し。従来予想は約56億ドルだった。アナリスト予想は56億4000万ドル。
カーニバルはボルティモアで26日未明に起きた橋崩落について、通期のEBITDAおよび純利益に1000万ドルのマイナス影響を及ぼすと想定。同社は紅海での混乱にも直面している。
原題:Carnival Outlook Solid Despite Baltimore Bridge, Red Sea (1)(抜粋)
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Redd Brown