【京都の朝ごはんの新定番】地元民も通う!香港式トースト&絶品粥の新店
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければこの人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス、今月は地元・京都人もわざわざ早起きして訪れる朝食の新アドレスを紹介。 【写真】京都でいただく香港式の絶品朝食
丸太町「CHINA TONGUE」
国内外からツーリストが訪れ、有名観光地は、朝早くから大賑わい。おのずと朝食需要も増え、朝食を出す店も増加中だ。 2023年8月にオープンした中華料理店が、2024年2月、朝食から楽しめる香港スタイルのオールデイダイニング「CHINA TONGUE」にリニューアルした。 店主・佐野央典さんは、香港の飲食店グループで6年間、エグゼクティブシェフとして活躍。日本人好みに寄せない、ひとクセ、ふたクセある本場の味が楽しめると評判だ。 朝食メニューは、現地の麺粥店に倣い、汁麺や香港粥をラインナップ。一番人気の中華粥は、貝柱と鶏のダブルスープをベースに、米の花が開くまでくたくたに炊き、寝起きの体に染み渡るおいしさ。花椒香る高菜やピータン、ゆで鶏、油条などトッピングも多彩で、食べ飽きず、ひと口ごとに味の変化を楽しめる。
朝食は甘党派!という方にオススメは、現地の茶芸館の朝の定番「香港式ピーナッツバターフレンチトースト」。ピーナッツバターを挟んだ食パンを卵液に漬け、フライパンで焼いたフレンチトーストに、バターをのせ、仕上げにコンデンスミルクをたっぷりとふりかけて。しっかり甘いが、やみつきになる背徳の味。 コーヒーと紅茶を混ぜた鴛鴦茶(ユンヨンチャ)は、現地ではコンデンスミルクを入れて出されるが、こちらでは無糖で提供される。 朝食では、そのほか、「ハニーチャーシュー」や「皮付き豚バラのクリスピーロースト」など広東式焼味(シュウメイ)や、水餃子や焼売、大根餅といった点心もそろい、アラカルトも豊富。朝からお酒と共にしっかり食事をする人も多く、ゆったり過ごしたい休日や旅先の朝食にぴったりな一軒だ。
京都市営地下鉄・丸太町駅から徒歩3分。京都御苑や二条城も徒歩圏内 丸太町「CHINA TONGUE」 住所:京都市中京区鏡屋町51-1 営業時間:7:30~11:00(10:30LO)、12:00~15:00(14:30LO)、17:30~21:00(20:30LO) 定休日:不定休 TEL. 070-1775-2909 TEXT BY JUNKO AMANO 天野準子 生まれてこの方、碁盤の目と呼ばれる京都の街中暮らし。雑誌やWEBで京都にまつわるライティングやコーディネートを行っている。プライベートでは、強靱な胃袋を武器に日々、おいしいものをハント