JAL、電動キックボードで“ラストワンマイル”解決へ Limeと協業
日本航空(JAL/JL、9201)は11月6日、電動キックボードなど「電動マイクロモビリティ」サービスを提供する米Limeと協業すると発表した。都市部での移動手段の供給不足や、地方で課題となっている公共交通機関が行き届かない「ラストワンマイル」の解決を目指す。 【図】LimeアプリのJMB会員情報の登録方法 JALのマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」会員には、Limeの利用100円ごとに1マイルを付与。利用にはLimeのアプリが必要で、JMB会員情報を連携して利用する。電動マイクロモビリティのシェアリングサービスでマイルがたまるのは、国内航空会社としては初の取り組みだという。 このほかJALのネットワークを活用し、各地でLimeポート設置をサポートする。まずは11月7日から那覇市内に40ポートを設置し、180台を配備。今後は国内での拡大を目指す。 自治体・企業・観光地向けには、Limeとして初となる日本での車両レンタルサービス事業を展開する。観光地での回遊性向上など、各地でのニーズに合わせた車両レンタルサービスで、JALは各地での展開をサポートする。また現在は努力義務のヘルメット着用を促すなど、利用者への啓発活動も進めていく。
Yusuke KOHASE