40代共働きなら「月10万円の貯金」は余裕?平均的にどのくらい毎月お金を貯めている?
子どもの教育費やマイホームの購入など、何かと出費の多い40代。将来に備えて貯金もしたいと考える方は多いでしょう。働き盛りの40代で夫婦共働きなら、月10万円ほどの貯金は余裕でできるのか知りたい方もいるはずです。 そこで今回は、共働き世帯が平均的にどのくらい、毎月お金を貯めているかについて調べてみました。共働き世帯の平均収支を参考にして、計画的に貯金に取り組むといいでしょう。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
共働き世帯は平均的にどのくらい毎月お金を貯めている?
株式会社ビズヒッツが実施した「【共働き夫婦の貯金額や貯金方法】既婚男女507人アンケート調査」によると、共働き夫婦の貯金額は、月平均5万9105円であるとのことです。貯金額ごとの割合は以下の通りです。 ●0円:0.8% ●~1万円:9.3% ●~3万円:31.5% ●~5万円:27.4% ●~10万円:20.9% ●~20万円:6.7% ●20万円超:2.6% ●不明:0.8% 平均貯金額は月6万円弱ですが、ボリュームゾーンは3万円以上5万円未満です。20万円以上を貯金している一部の世帯が、平均値を引き上げているのでしょう。 全体の7割弱が5万円以下で、5万円以上10万円未満は20.9%であることから、「月10万円の貯金は余裕」とはいえないことが分かります。
共働き世帯はいくらくらい貯蓄にまわせる?
1ヶ月当たり貯金できる金額は、収入や支出によって各家庭で変わってくるでしょう。総務省統計局の「家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表(2023年)」によると、共働き世帯の平均収支は以下の通りです。 ●実収入:69万2685円 ●実支出:47万471円(消費支出:33万9799円/非消費支出:13万672円) これだけを見ると、毎月の黒字は22万2214円で、ローンの返済や子どもの教育費などの有無にもよりますが、月10万の貯金は不可能ではないといえるでしょう。しかし、これはあくまでも平均値で、実収入から計算すると世帯年収が831万2220円の家庭の場合です。 いくら貯金にまわせるかを知るために、自身の家庭の世帯収入や毎月の支出を把握することは大切です。収入を増やすことは難しくても、生活費の見直しや節約などの工夫で、支出を減らして貯金にまわせるお金をねん出できるかもしれません。