JFEスチールと大陽日酸、福山の空気分離装置更新完了
JFEスチールと大陽日酸は8日、JFEの西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)で進めていた空気分離装置1基の刷新を完了したと発表した。 酸素や窒素といった鋼材生産に用いる産業ガスを造る装置で3月末に完工した。両社の合弁会社でJFEが40%出資するJFEサンソセンター(社長・上原正弘氏)が運営する。更新により各種ガスの製造効率が向上するほか省エネや鋼材生産の安定化にも寄与する見込み。新装置の能力は、酸素ガスが1時間当たり4万8千立方メートル、窒素ガスが8万2千立方メートル、液化アルゴンが1580立方メートル。