「ここまで連れてきてくれてありがとう」初出場の早稲田実業監督は部員たちに感謝【高校サッカー】
◇第102回全国高校サッカー選手権大会開幕戦 広島国際学院2-0早稲田実(28日、国立競技場) 【トーナメント表】Bゾーンは早稲田実に勝利した広島国際学院が2回戦進出 初出場校同士となった早稲田実業(東京B)と広島国際学院(広島)の開幕戦は2-0で広島国際学院に軍配。早稲田実は2回戦に進むことができず、涙をのみました。 悔やまれるのは試合開始直後の決定機。早稲田実はFW久米遥太選手(3年)が抜け出して2度の決定機を作るも、シュートはゴールに結びつかず。すると耐えしのいだ広島国際に先制を許し失点。後半にはロングスローから追加点を許し、敗れました。 試合後、森泉武信監督は「結果としては、それ(開始直後のチャンスを逃したこと)が大きい。都大会の決勝のように最初のチャンスを決めていきたいというのは、チームとしてビジョンを持っていましたので、残念でした」と序盤のチャンスをものにできなかったことを悔やみました。 それでも監督から出た言葉は部員たちへの感謝。自身も早稲田実サッカー部出身の森泉監督、選手の時に実現できなかった選手権の舞台に、監督として立ちました。 「初めてのところまで連れてきてくれたので、本当にありがとうと。私はOBでもありますので、監督という立場もそうですけど、OBも含めて『ここまで連れてきてくれてありがとう』ということは、今みんなに話しました」 野球やラグビーでは、全国に名をはせている早稲田実業。今回サッカー部も全国の舞台に立ちましたが、「まだまだサッカーでは全国レベルのチームではないと思っていますので、これを1つスタート地点としてもう1回この舞台に上がってきたいと思っています」と再挑戦を誓いました。