「それムリ」系なかっ飛びカーデザイン。ミニカーなら実現可能じゃん
優勝作品はミニカーで市販化。 ボルボ・カーズグループ傘下でスウェーデンにあるEVメーカーのPolestar(ポールスター)。 【全画像をみる】「それムリ」系なかっ飛びカーデザイン。ミニカーなら実現可能じゃん 市販車はどうしても無難なセダン型になってしまいますが、ドリームカーなら何でもアリ。現実の枠を飛び出し、「夢」をテーマにしたデザインコンテスト「2024 Polestar Design Contest」が開催されました。
勝者はミニカーに
デザイナーは、ミニカー用のデザインを考案するのがルールでした。 理由はコンテストの優勝作品が、コラボレーションしたミニカーの老舗Hot Wheels(ホットウィール)より、1/64スケールのダイキャスト製ミニカーとして発売されるから。 あまりに非現実的で実車化が難しくても、デザイン無制限のホットウィールなら実現可能なのです。
世界中から個性的な作品が
優勝作はインドのシャシャンク・シャカールさんの「TRX」。車高が高いピックアップで、流線型の薄いボディーが唯一無二です。 準優勝はイタリアのポウェイ・チェンさんによる「Cyber Shaker」(左上)。サイバーパンクなレースカーです。 優秀賞は70年代のル・マン・レースカーに影響を受けた「Polestar Track Toy」(右上)。ドイツのローマン・ムーアさんの作品です。 最終選考はマニッシュ・コンダさんのホットロッド風「H₂Hotrod」(左下)と、マテウシュ・ピオランさんの変形可能なモジュラー式「Modular Racer」(右下)が続きました。
両社のDNAが大事
審査員は、あえて異なるデザインを最終候補にしたとのこと。それでもポールスターとホットウィールのDNAが感じられ、両方の将来性や共通する理念を軸に選びました。 いずれも力作ですが、ミニカーでも製品化されるのはデザイナー冥利に尽きますね。小さくても大きなトロフィーになることでしょう。 Source: YouTube, Polestar (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) via MIKE SHOUTS
岡本玄介