ドイツの“絶対王者”に迫る世代交代の波【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
今夏の移籍市場で見られた王者らしからぬ動きの鈍さ
(写真:サッカーダイジェストWeb)
長年に渡ってクラブを支えてきた“ロベリ”が去り、今夏にコウチーニョやペリシッチを獲得したバイエルン。フロントにおいてもヘーネス会長とルムメニゲCEOの退任が迫るなど、“絶対王者”が転換期を迎えている。(文:ルドガー・シュルツェ/訳:安藤正純 2019年9月19日発売のワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック ドイツ』を転載) ―――◆―――◆――― 名門バイエルン・ミュンヘンに世代交代の波が押し寄せている。長年クラブを支えてきた2人のワールドクラスが去り、フロントでも2人の偉大な幹部の退任が間近に迫っている。 バイエルンは、今夏の移籍マーケットでいつになく苦戦を強いられた。アリエン・ロッベンとフランク・リベリの退団は昨年の段階ですでに確定だったにもかかわらず、いつまで経っても後継者を確保できなかった。バイエルンらしからぬ動きの鈍さに業を煮やしたファン
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