デゼルビ監督、大激怒! 側頭部へのハイキックがまさかの“お咎めなし” 「軽率でしたね」物議を醸すラフプレーにスタジアム騒然
【リーグアン】マルセイユ 2-1 モナコ(日本時間12月2日/スタッド・ヴェロドローム) 【映像】危険なハイキックにデゼルビ激怒(実際の様子) 火花散らすダービーマッチに、油を注ぐようなプレーだった。 空中のボールをカットしようと高く上げた足が、側頭部にヒット。その瞬間にスタジアムのサポーターたちは大ブーイングを浴びせる事態に。さらにお咎めなしの判定には、マルセイユの熱血漢、ロベルト・デゼルビ監督も激怒した。 問題のシーンは日本時間12月2日に行われた、リーグアン第13節マルセイユvsモナコの“地中海ダービー”の39分だった。モナコのゴールキックでリスタートされると、ボールは空中でお互いの陣地を行ったり来たり。するとマルセイユFWニール・モペイの胸付近にボールが向かったところで、後方からDFモハメド・サリスの足が伸びてくる。結果的にサリスに蹴られるような形となってモペイはその場に倒れ込んだ。 このプレーに対して、スタッド・ヴェロドロームに訪れたマルセイユファンは大激怒。一斉にブーイングを飛ばし、ピッチ上でもマルセイユの選手たちがサリスを囲むなど異様な雰囲気となった。実況の西達彦氏は「先ほども同じようなシーンがありましたので、マルセイユの選手たちがエキサイトしています」と伝える。解説を務めたフロラン・ダバディ氏も「軽率でしたね」とコメントするなど、問題のシーンとなった。 しかしこのプレーに対して警告は出されずに試合が続行。すると再びマルセイユサポーターからはブーイングが飛ぶ。さらにロベルト・デゼルビ監督も激昂。マッチオフィシャルに詰め寄る姿が映し出されると、ダバディ氏も「怒ってますよね」と状況を伝えた。 その後、両チームともダービーマッチらしく激しく火花を散らしたが、この試合で警告が出されたのは後半アディショナルタイムにDFヴァンデルソンに出された一枚のみ。なお試合はマルセイユが逆転勝利を収めて2位に浮上している。 (ABEMA de DAZN/リーグアン)
ABEMA TIMES編集部