横浜F・マリノスを率いるハリー・キューウェル監督　撮影：中地拓也

　J1リーグの公式戦でまさかの場面が話題だ。その主人公は、リバプールでも活躍した横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督である。 ■【動画】「会場がドッと沸いた」「ザワついてて面白かった」横浜FM監督の公式戦でのまさかの「スローイン未遂事件」■ 　今季、横浜F・マリノスはアジア王者を狙ってACL決勝に挑んだ。結果は敗れたものの、堂々たる戦いを見せてアジア2位の座に。その指揮を執ったのが、ハリー・キューウェル監督である。 　現在45歳のキューウェル監督の現役時代は、日本のサッカーファンにとって馴染みの深いものだった。オーストラリア代表として58試合に出場。日本代表の前に何度も立ちはだかった。そして、リバプールの選手としても注目された。 　そのキューウェル監督が、ACLの影響で延期されていた6月19日のJ1リーグ第13節・サンフレッチェ広島戦で魅せた。ニッパツ三ツ沢球技場で開催されたこの試合で、キューウェル監督へとボールが偶然飛んできた。指揮官はそれを見事にキャッチすると、タッチライン際でスローインのモーションに。 　ボールを投げる直前で動きはストップしたものの、現役時代を彷彿とさせる場面となった。

■「会場がドッと沸いた」「ザワついてて面白かった」

　その場面を、Jリーグが公式エックス（旧ツイッター）に映像で投稿した。現地で観た人も、「今日会場がドッと沸いた面白シーン」「ニッパツがザワついてて面白かった」「スローイン未遂は会場かなり沸いてた（笑）」と声を上げるなどたちまち話題に。 　そして、以下のような声が寄せられ、現地で観ていなかった人の間でも大きな反響を呼んでいる。 「キューウェル監督、ロングスロー投げそうになってる・・・」 「スローイングしてたらカード出ちゃう」 「危うくスローインもしそうになってて草生えた」 「スローイング上手そう」 「スローインの素振り見せた時アマジュン笑ってたな」 「キューウェルがスローイン未遂してるシーンめちゃめちゃわらったw」 「自分でスローインしようとしてて笑う」 　この試合は広島が先制したものの、キューウェル監督のみなぎる“闘志”もあって、3-2で横浜FMが逆転勝ち。上位争いをしようとする広島から貴重な白星を得た。 　横浜の次戦は、23日の北海道コンサドーレ札幌戦。中3日での、北の大地でのアウェイゲームとなるが、心強い指揮官がチームを再び勝利に導く。