「定年退職後も働きたい」国家公務員は83.3%【厚生年金と国民年金】2024年度は2.7%増も実質的に目減りに
早くから考えたい老後対策
今回確認したように、2024年度の年金額は2.7%増も実質的には目減りであり、少子高齢化の日本では年金への不安は高まっています。 厚生年金と国民年金の全体の平均月額は以下の通りとなっており、実際には個人差が大きくなっています。 ●厚生年金の平均月額 ※国民年金の金額を含む ・全体平均月額:14万3973円 ・男性平均月額:16万3875円 ・女性平均月額:10万4878円 ●国民年金の平均月額 ・全体平均月額:5万6316円 ・男性平均月額:5万8798円 ・女性平均月額:5万4426円 「人生100年時代」といわれ、物価高など社会情勢による影響が家計に及びやすい現代においては、誰しも老後の資産を用意する必要があるでしょう。 2024年には新NISAもはじまりましたが、他にもiDeCoや私的年金、個人年金保険などさまざまな選択肢があります。 はじめに確認した通り、定年後も長く働き続ける人も増えていますが、資産形成についてもあわせて早くから考えるとよいでしょう。
参考資料
・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」 ・厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」 ・日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」 ・人事院事務総局 給与局生涯設計課「令和5年 退職公務員生活状況調査報告書」
宮野 茉莉子