日本チーム&日本人ライダーが数多く参戦する2輪・ルマン24時間レース | FIM 世界耐久選手権(EWC) 2024 第1戦 ル・マン24時間耐久ロードレース プレビュー
こうして日本人選手の参戦が近年は増加傾向にあるFIM EWCですが、今年は日本人ライダートリオで挑むチームが新たに参戦するのも注目です。SuperstockクラスにBMW M1000RRでエントリーする「Team Etoile(チーム・エトワール)」は亀井雄大、榎戸育寛、奥田教介の3人を正ライダーとして起用。第4ライダーとして海外でのレース経験が豊富な川崎祥吾をスタンバイさせています。
このチームはIT企業のエンジニアとして活躍した市川貴志が立ち上げた新規チームで、ライダーだけでなくスタッフのほとんどが元全日本ライダーなどの若い日本人で構成されています。チームオーナーでもある市川監督が次の時代のバイクレースを担う若き人材に海外のレースで経験を積んで欲しいという思いがあり、若き日本チームが初参戦することになりました。
クラスはSuperstockということでタイヤ交換に時間がかかるため、総合優勝は難しい条件ですが、日本人ライダーたちは好タイムを連発。テスト走行では上位につけているので、クラス優勝を狙える強豪になりそうです。
過酷な24時間レースに挑む日本勢の活躍にぜひ期待しましょう。
文:辻野ヒロシ
辻野 ヒロシ