プーチン露大統領とショルツ独首相、ウクライナ巡り電話会談
ショルツ氏によるプーチン氏との電話会談について、欧州のある政府当局者は、無駄な動きだと冷ややかな反応を示した。別の政府当局者は、ショルツ氏は弱い立場から行動していると指摘し、国内の問題に対処した方がいいだろうと語った。当局者はいずれも匿名を要請した。
欧州の一部政府高官は、来年1月にバイデン大統領の任期が終了する前にウクライナの立場を強めるべく、バイデン政権に最後の訴えを続けている。
1月20日に就任するトランプ氏は、ウクライナとロシアの迅速な合意を模索する意向だ。欧州では、拙速な合意はウクライナにとって不利な内容となり、2022年の侵攻以降にロシアが占領したウクライナ領の支配を固定させかねないとの懸念が高まっている。
原題:Putin and Scholz Hold First Direct Call in Almost Two Years、German Leader Urges Putin to Enter Ukraine Talks in Phone Call(抜粋)
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