ホンダが「新型高級SUV」を世界初公開! 全長4.7m“ちょうど良いサイズ”に「インテグラのターボエンジン」搭載! めちゃ豪華な“ミディアムSUV”「Acura ADX」米で発表
アキュラSUVの新たなエントリーSUVが登場…
ホンダの高級ブランドであるACURA(アキュラ)の米国法人は2024年11月14日(現地時間)、新型SUV「ADX」を世界初公開しました。 なお、同車は2025年頭に発売予定です。 【画像】超カッコイイ! これが新型クーペSUV「ADX」です!(77枚)
アキュラは、1986年から主に北米市場向けに展開している高級販売チャネルです。現在販売しているものは、セダンの「インテグラ」「TLX」、SUVの「RDX」「MDX」「ZDX(EVモデル)」と5車種をラインナップしています。 このうち、プレミアムスポーツコンパクトの役割を担うインテグラは、北米で市販される乗用車の中から年間を通じて最も優秀なものに贈られる賞である「2023北米カー・オブ・ザ・イヤー」を獲得。主に若いユーザーをターゲットとし、支持されています。 2024年10月には、アキュラブランドにこのインテグラと同セグメントの新型ADXが加わることが予告され、ティザー画像が公開。そして2025年初頭に発売されることとなりました。 新型ADXのボディサイズは全長4720mm×全幅1842mm×全高1620mm、ホイールベース2655mm。 日本で販売されている「ZR-V(北米ではHR-V)」よりも150mmほど長いボディを持ちますが、ホイールベースや全幅は共通しています。 エクステリアはフレームレスの「ダイヤモンドペンタゴングリル」や「シケインLEDデイライト」など、最新のアキュラデザインを採用。これにクーペ風の流麗なフォルムと水平基調のベルトライン、たくましいフェンダー形状を組み合わせ、若々しさと力強いスタンスを演出。 リアも流麗なテールエンドにデュアルパイプのマフラーを採用し、ワイドアンドローを強調。バンパー下部はグロスブラックとスキッドプレート風のロアガーニッシュを組み合わせています。 インテリアにはインテグラと共通する、スポーティでパーソナル感を強めたデザインを採用。ダブルステッチを施したシートやドアトリム、コンソールを備え、金属調の加飾パネルをあしらうことで、上質な雰囲気としています。 また、デュアルゾーンエアコンや後席用エアコン吹出口、長時間のドライブでも疲労を軽減し快適性を高めるヒーター付きボディスタビライジングシートを標準装備したほか、後席足元空間もクラストップの37.7インチ(約96cm)を確保し、快適性も向上。 10.2インチの大画面インフォテインメントシステムにはGoogleビルトインを搭載し、ステアリングを握った状態で、音声によりエアコン温度設定やナビのセット、音楽再生などを操作できます。 さらに、上級モデルでは15スピーカーのBang & Olufsenサウンドシステムやウルトラスエード素材のベンチレーション付きシート、パノラマムーンルーフを備え、プレミアム感を高めました。 パワートレインはインテグラに搭載の1.5リッター4気筒VTECガソリンターボエンジン。これにCVTを組み合わせ、最高出力200hp・最大トルク192lb-ftを発揮。駆動方式はFFに加え、全グレードで4WDも設定しています。 この4WDはエンジントルクの最大50%を後輪へ駆動でき、滑りやすい路面でのハンドリング性能とトラクションが向上します。 そのほかデュアルピニオンの電動ステアリングやスポーツチューニングサスペンション、4つ(または5つ)の走行モード選択機能「インテグレーテッドダイナミクスシステム」により、優れた走行性能を実現しました。 先進運転機能では衝突被害軽減ブレーキや低速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、渋滞アシスト、ブラインドスポットモニター、車線維持支援などを含めた最新の「アキュラ ウォッチ」を搭載。 さらに、「ドライバーアテンションモニター(DAM)」により、ドライバーの注意力が散漫になっているときに警告を発する機能も備えています。 ラインナップは標準グレードの「ADX」、中級モデル「ADX Aスペック」、最上級仕様の「ADX Aスペック アドバンスパッケージ」を設定。 なお、価格について詳細は発表されていませんが、3万ドル半ば(おおよそ500万円)からの設定となります。 そんな新型ADXについて、アキュラの全米販売担当・副社長補佐のマイク・ランゲル氏は以下のようにコメントしています。 「新型アキュラADXは、アキュラブランドにとってエキサイティングな入門モデルであり、当社の高性能SUVラインナップを4車種へと拡大し、人気のセグメントへと参入します」
くるまのニュース編集部