立教大学で『蛇の道』『Cloud クラウド』の黒沢清監督による講演会を7月27日に開催
立教大学(東京)は、昨年7月に映画監督の是枝裕和氏を迎えて好評を博した講演会の第2弾として、7月27日(土)に「心理芸術人文学研究所presents 映画人との対話 VOL.2 ~映画監督・黒沢清氏を迎えて~」を開催する。黒沢監督は、同大学のOBでもある。 2020年の『スパイの妻』でベネチア国際映画祭の監督賞(銀獅子賞)を受賞するなど国際的に評価の高い黒沢監督。今年6月にはフランスから芸術文化勲章オフィシエを授与されている。そんな巨匠のキャリアの中でも、今は最も脂ののった時期といえる。現在、柴咲コウさんを主演にフランスで撮影された『蛇の道』が公開中で、菅田将暉さん主演の『Cloud クラウド』も9月27日から全国公開される。さらに、4月に配信作品として発表された中編『Chime』も8月2日の東京を皮切りに全国順次公開される。 今回の講演会は2部構成で、「第一部 大学で映画を教える=学ぶ」(13時30分~14時50分)では、大学時代に受講していた蓮實重彦氏の授業「映画表現論」から得た学びや、自身が教鞭をとっていた映画美学校、東京藝術大学での授業についてなど、大学で映画を教える=学ぶことについて。「第二部 最新作『蛇の道』を巡って」(16時~17時20分)では、『蛇の道』の企画の成り立ちやフランス人スタッフ&キャストとのコミュニケーション問題など公開を控える新作全般について。司会・進行役は、同大学の自主映画制作サークル・S.P.P.の後輩で現代心理学部映像身体学科の篠崎誠教授が務める。会場は、立教大学池袋キャンパスのタッカーホール。公開講演会「映画監督・黒沢清氏を迎えて」専用フォームからの事前申込制。定員(1000人)になり次第、申し込みを締め切る。参加費無料。