「PK戦で後の世界王者に負けただけ」 “FIFAランク6位”オランダ代表はもっと高く評価されるべきチームなのか
過小評価されていると代表選手は不満
やや苦しんだが、EURO2024予選を勝ち抜いて本大会への切符を掴んだオランダ代表。現在FIFAランクは6位とTOP10に入っているが、オランダはEURO2024で優勝を狙えるチームなのだろうか。 オランダの力が過小評価されていると語るのは、国内の名門PSVでプレイするオランダ代表FWノア・ラングだ。 2022年のワールドカップ・カタール大会ではベスト8で優勝したアルゼンチン代表とPK戦の激闘を演じており、ラングはもっとオランダ代表は高く評価されるべきとの考えだ。 「オランダは調整が上手くいけば、多くの可能性を秘めた良いチームとなるだろう。オランダのマスコミは僕たちが凡庸であるかのように見ているけど、ワールドカップでは準決勝の目前でアルゼンチンにPK戦で負けただけだ。PK戦で後の世界王者に負けただけ。これを言いたいんだ」(オランダ『Algemeen Dagblad』より)。 センターフォワード不足の問題はあるものの、リヴァプールのフィルジル・ファン・ダイク、マンチェスター・シティのネイサン・アケ、トッテナムのミッキー・ファン・デ・フェンなど、センターバックにはトップクラスの人材を揃えている。中盤にもバルセロナのフレンキー・デ・ヨング、ミランのタイアニ・ラインデルスらテクニシャンが揃っていて、EUROでも頂点を狙うことは不可能ではないはずだ。もっと評価されるべきチームか。
構成/ザ・ワールド編集部