ダルビッシュ有が日米通算200勝へ先発 指揮官期待「アメージングで伝説的」「野球に全てをささげている」
◆米大リーグ ブレーブス―パドレス(18日・米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク) 日米通算199勝となっているパドレスのダルビッシュ有投手(37)が18日(日本時間19日)、敵地でのブレーブス戦に日米通算200勝の大台をかけて先発登板する。記録がかかる試合前、ベテラン右腕は、試合開始3時間前にグラウンドに出て体を動かした後、いったん室内に引き上げる登板日のルーチンをこなした。日米通算記録は米国内では評価されづらいが、パドレス・シルト監督は、試合前「アメージングで、伝説的なマイルストーン(節目)だ」と語った。 カージナルズ監督時代の2021年は、ジョン・レスターのメジャー200勝に立ち会った指揮官は、「光栄なこと。2人(ダルビッシュとレスター)のカブス時代は、敵軍の投手として、戦いを挑んできた。彼は自分をしっかりと管理し、準備を怠らない。若い時代からそうやってきたことが、報われている。彼は野球に全てをささげている」と、37歳右腕が歩んできた道のりを称えた。 今季、一度は首の張りで負傷者リスト(IL)入りも、4月30日に復帰してから、ここまで3登板連続無失点で3連勝。4月14日の5回以降続いている無失点イニングは、試合前の時点で、レンジャーズ時代の2013年4月に記録した自己最長18イニングに伸びている。 「直球に勢いがあり、スライダーも生きている。そして、自分のピッチングをしっかり把握しているようだ」と、指揮官は絶大なる信頼と共に、今季9戦目のマウンドに送り出す。
報知新聞社