イモトアヤコ「初めての子育ては『イッテQ!』の世界の登山以上に辛かった!産休で視聴者になって初めて〈いい番組だな〉と実感できた」
◆続けるかどうかは産んでから決めるのでいいと思っていました 妊娠した後は、子どもを産んでそのまま仕事を辞めてもいいと思っていました。赤ちゃんとずっと一緒にいたい!と思うならそうしようと思ったし、復帰したかったらその時に頑張ろうと。 出産直後は心が敏感になりすぎてしまったのか、なぜかドラマやニュースを観ると涙が出てしまって…楽しんで観ることができなくなってしまいました。そんな時、『イッテQ!』含め、ひたすら笑えるバラエティばかり見ていたんです。初めて『イッテQ!』の純粋な視聴者になり、改めて「いい番組だな~」と思いました。 「お笑いに自分は救われた」という意識が強くなって、復帰して頑張りたいと素直に思うことができた。今は誰かを勇気づけられるお仕事ができるのはなんて幸せなことなんだと心から思っています。 産休あけ、念願かなって復帰させていただいて、昔よりロケに行く日数は減ったぶん、入魂具合が変わりましたね。海外ロケに出たら、家族のために無事に笑顔で帰ろうと思いますし、家族でいる時には仕事のありがたさを感じます。 息子は2歳になりました。言葉も覚えて、やっと少しだけ人間らしくなってきています。 出産直後、クリニックの先生に言われた「1ヵ月検診の前は外出せずに自宅で過ごしましょう」という教えを忠実に守った私です。 私も赤ちゃんを腕に抱いたその瞬間から聖母になれるのかな?って思ってました。…でも、私は、そんな感じではなかったですね。寝られなかったら辛いし、友達に会えなくなることもしんどいし、未知の生物を育てるプレッシャーに押し潰されそうになりました。 私は仕事柄、世界の険しい山に登って、気が遠くなるくらいの過酷な経験をしましたけれど、その分テレビで放送されたら誉められる喜びもありました。でもお母さんって、まあまあしんどいのに、そこまで褒められてないですよね(笑)できて当たり前って思われてしまうことの辛さをみんな乗り越えているんだ、と、世のお母さん達を改めて尊敬してしまいました。 ああ、私はテレビの向こう側にいる人や、周りの人に仕事を認めてもらえて褒められて、だからいろんなことを乗り越えることができていたんだということがわかったんです。
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