イモトアヤコ「初めての子育ては『イッテQ!』の世界の登山以上に辛かった!産休で視聴者になって初めて〈いい番組だな〉と実感できた」
日本テレビのバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』では“珍獣ハンター”として知られる芸人・イモトアヤコさん。女優としても活躍するなど、幅広く活動している。結婚してから始めたという丁寧な暮らしについて綴った(?)ウエブマガジン「よかん日和」がこの度、1冊の本になりました。多忙なイモトさんでも楽しめる暮らしのエピソードが満載です。そんな穏やかな生活を送るイモトさんが、出産後には、過酷を極めた世界の登山以上に辛い思いをしたと語ってくれました。(構成◎岡宗真由子 撮影◎中島正晶) 【写真】息子さんとの初2人旅。サングラスにだっこ紐のイモトさん * * * * * * * ◆土鍋でご飯を炊いたり、味噌を大豆から作ったり 「丁寧な暮らしをしたい」と思ったのは、4年くらい前からです。世界を巡るロケで根無し草のような生活をしていたことの反動だったのかもしれません。月の半分を海外ロケに費やしていた頃は、仕事が99%で、料理はもちろん、家のことを顧みる暇がありませんでした。 でも、コロナでロケに行くことができなくなり、身近にもときめきを見つけたいと思って、暮らしを整えていくことに。 以前からホテルやテントで過ごす時でも、なんとなく心を整えたくて、決まったものを決まった場所に置く癖はありました。部屋に持ち込んだものは、明日出すとしても引き出しにしまったり、必要なものを洗面所にセットしたり。ごちゃごちゃしたものをカバンの中にしまって蓋をすると、少しだけホッとするんです。 コロナで時間ができた時に、土鍋でご飯を炊いたり、味噌を大豆から作ったり、手間をかけるやり方を一つずつ始めました。先日は鉄のフライパンを購入。道具が大好きなので、厳選して選んだものたちを身近に置いていくことで幸せを感じます。 ただ、出産前後は毎日必死で、部屋は散らかったまま、レトルト食品のお世話になっていました。徐々に余裕ができて心が整うと部屋も整っていくというか、ある意味暮らしの丁寧さが、心のバロメーターのようになっているかもしれません。暮らしに時間をかけられると、仕事の鬱憤も溜まりにくいような気がするんです。
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