【戸田ボート・SGダービー】峰竜太 連覇へ向け〝傲慢さ〟も出す/深川真二は自身前回V機を引く強運
<21日・戸田ボート・前検日> 【ボート王国 九州・山口!】 九州・山口の郷土勢は初日ドリーム1号艇の峰竜太を筆頭に、総勢19人が頂点を目指してしのぎを削る。 その峰が手にした47号は前回、原田才一郎がFに泣いたものの、8戦5勝オール2連対と急上昇の一基。前検でも「行き足系がいいし、手前もいい」と近況と変わらぬ動きの良さに、好感触を口にする。今節は連覇も懸かる大会とあって「責任と覚悟と準備はできている」と気合十分だ。 ただ、そんなスーパースターも今年はSG優出ゼロと物足りない成績に甘んじている。その中で迎える当地だが、「戸田のイメージはシンプルに言うと得意ではない」と苦手意識を率直に話す。それでも「SGだとそこを攻略していかなければいけない。傲慢(ごうまん)さとかを出していかないと」と自分の役目は重々承知している。「(ここを)取れば賞金1位だと思う。(大会が)終わってみれば賞金1位になってみたい」。前回大会で劇的なVを飾った千両役者が、再びセンセーショナルなVで賞金トップに上り詰める。
同じ佐賀支部の深川真二は、自身が8月にVを飾った55号機が再び手元に転がり込んできた。前検では「(前回とは)ペラの形が違っていたから回り過ぎていた」と前置きしながらも、「SGに行くと(いつも)下がっていくけど、班で一緒だったからいいのかな」と上々のジャッジ。ダービーは自身がSG初Vを飾った思い出のある大会。調整を手の内に入れている相棒も味方にダービー王に返り咲く。