日本一“死ね”と言われてるかもしれない－－誰よりもクズで自由な46歳、クロちゃんの「モンスター」メンタル
「安田大サーカス？ 辞めるって言ってくれないかな…」
そんな彼が今でも芸人を続ける理由は、事務所から「売れたら好きなことができる」と言われているから。そして、自分から辞めると損だから。ここでもまた損得の話しか出てこない。 「自分から辞めるって言うと僕の責任になるし、次にやることのハードルも上がっちゃうじゃないですか。だから、早くHIROくんか団長（安田）が辞めるって言ってくれないかなって思ってます。……でも、安田大サーカスは尊い存在なんで、ずっと一緒にやっていきたいですけどね。ここ、使ってくださいよ」 お笑い界のモンスターは、そう言って邪悪な笑みを浮かべた。努力嫌いで何でも人のせいにするクロちゃんは、誰よりもクズだけど、誰よりも自由だった。 クロちゃん 1976年12月10日生まれ、広島県出身。本名、黒川明人。アイドル志望で松竹芸能のオーディションを受け、2001年に安田大サーカス結成。アイドル好きで、「水曜日のダウンタウン」 （TBS系）で「豆柴の大群」をプロデュースした。著書「日本中から嫌われている僕が、絶対に病まない理由」（徳間書店）が発売中。
