アルピーヌF1が平川亮の加入を発表した。(C)Alpine

BWTアルピーヌF1チームは、平川亮が2025年シーズンのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに加入することを発表した。同時に、鈴鹿サーキットで開催される日本GPのフリー走行1回目（4月4日）にも出走する予定だ。 平川は、チームのTPCプログラム（旧車テスト）にも参加し、2025年シーズンを通じてシミュレーターを使った車両開発や技術的なサポートを行う。 平川はスーパーフォーミュラ、耐久レース、スーパーGTなど様々なカテゴリーで経験を積んでおり、2023年と2024年にはマクラーレンやハースなどでF1マシンでのテストも行っている。特に、2022年のル・マン24時間レースで総合優勝を果たし、FIA世界耐久選手権ではハイパーカー部門で2度チャンピオン（2022年と2023年）に輝いている。 この発表は、東京オートサロン（1月10日～12日）の前日に行われた。 これによりチームは、シーズンを通じてテストやドライビング業務のために招集できる才能が広がることになった。 アルピーヌF1は、ピエール・ガスリーと新人のジャック・ドゥーハンがレギュラードライバーを務める。 ■平川亮（テスト兼リザーブドライバー、BWTアルピーヌ・フォーミュラ1チーム） 「2025年シーズンのBWTアルピーヌF1チームのテスト兼リザーブドライバーとしてチームに参加できることを光栄に思います。F1マシンでコースを走る機会は、レースドライバーにとって常に最高の瞬間であり、日本グランプリでホームの観客の前でフリー走行1回目を担当できることに興奮しています。また、チームと協力して以前の車をテストすることも楽しみにしています。ドライバーの経験の幅を活かした、このような献身的なチームと仕事ができるのは素晴らしい機会であり、2025年をポジティブな年とするために、チームの一員として貢献できることを楽しみにしています。」 ■オリバー・オークス（BWTアルピーヌF1チーム代表） 「2025年にチームに加入し、母国ファンの前で日本でのFP1のドライビングを担当してもらうのは素晴らしいことだ。彼の加入により、現在のメンバーに多様なレース経験がもたらされ、シーズンを通して活用できる人材の層が広がる。彼の役割は、TPCプログラムやシミュレーター作業を通じて、チームのさまざまな開発分野をサポートする上で重要であり、我々は新シーズンの準備を進めながら、彼をチームに迎えることを楽しみにしている。」