着火剤を忘れた時の救世主! そんな時に役立つ身のまわりにある意外な代用品とは
普段の生活ではなかなか味わうことのできない開放感や癒やしを与えてくれるキャンプ。必要なものは多々ありますが、焚き火やバーベキューに使用する「着火剤」も重要なアイテムですよね。薪から直接火をおこすのは難しく、火が燃え移りやすいよう着火剤を持参する人は多いはず。そこで今回は、着火剤を忘れてしまった時のための「代用品」を紹介します。 【写真】意外と沢山ある着火剤の代用品を見る(全9枚)
意外とたくさんある着火剤の代用品
よく見かけるアイデアが、牛乳パックや麻紐をほぐして使う方法。麻紐はキャンパーや登山家の間では定番のアイテムで、縒(よ)ってある紐をほぐしてふわふわにすることでとても簡単に火がつきます。もしもの時に備えて、事前にほぐした麻紐も用意しておきましょう。 牛乳パックが着火剤として活用できる理由は、表面をパラフィンワックスという石油原料でコーティングしているため。燃焼時間も長めなので初心者におすすめです。
奥の手として使えるおいしい着火剤
意外な材料としては、おやつとしてキャンプに持っていくポテトチップスなどのスナック菓子も代用品に。たとえば野菜を使ったチップスは揚げる過程で水分が抜けており、染みこんだ油によって燃えやすくなっています。ただ折角ならおやつも美味しく全部食べたいので、あくまで奥の手として覚えておくと良いかもしれません。
みかんの皮なども天然の着火剤
乾燥したみかんの皮も着火剤として使うことができます。みかんの皮に含まれるリモネンという精油成分によって火がつきやすく、皮を燃やすことで虫除けにもなるので一石二鳥。しっかり乾燥させるという事前準備は必要ですが、普段はゴミとして捨ててしまうものを活用できるのでエコにもなります。 着火剤の代わりは現地調達することも可能で、キャンプ場によくあるものでは松ぼっくりが使えます。季節を問わず見つけることのできる松ぼっくりは油分を多く含んでいて、着火すると大きな炎が出るのでキャンパーの間ではメジャーな着火剤。ただし内側が湿っていると爆発する可能性があるので、傘がしっかり開いて乾燥したものを使うようにしましょう。 他にも杉の葉や白樺の樹皮も油分を多く含んでおり、天然の着火剤となります。松ぼっくりと合わせてキャンプ場を散策しながら探す楽しみも増えますね。 市販されている便利な着火剤は、安全な固形タイプやゼリータイプなど種類も様々。もしも着火剤を忘れてしまった時は、危険のない範囲で代用品を活用してみてください。
野中陽平