「誰かが駄目でも」西武の今季チームスローガンと箱根駅伝の「共通点」 西口文也監督が仕事始めで発表
西武の西口文也監督(52)が6日、2025年シーズンのチームスローガンを発表した。 ■西武の新スローガンを発表する西口監督【写真】 埼玉県所沢市の球団事務所での仕事始めで発表。「選手一人一人が成長し、力を発揮して集結することでライオンズが強くなる。その思いを込めて決めました」と「ALL ONE」としたスローガンへの思いを説明した。 昨季は49勝91敗3分けで首位ソフトバンクと42ゲーム差の最下位。不振にあえいだチームの指揮を新たに執る西口監督は「2025年のシーズンが始まり、身の引き締まる思いです。いったん24年のことは忘れましょう。でも昨年の悔しさだけは胸に秘め、今シーズンは上だけを目指してやっていきたい」とあいさつした。 チームは新たに招聘(しょうへい)した鳥越裕介ヘッドコーチ(53)、仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(53)らに、昨季はチーム打率2割1分2厘に沈んだ打線の打力向上などを託す。投手陣はともに昨季10勝を挙げ、奪三振王に輝いた今井達也(26)と新人王の武内夏暉(23)、同9勝の隅田知一郎(25)らを軸に先発陣のさらなる充実を図り、西口監督からクローザーに指名された平良海馬(25)が救援陣の軸となって巻き返しを図る。 年末年始をテレビで駅伝などのスポーツ観戦で過ごしたという西口監督は「箱根駅伝は(10位までの)シード権を4チームで争い、最後の最後まで諦めないでやり抜いていた。そういうところは野球と共通する。誰かが駄目でも誰かが押し上げて順位を上げていくところがね」と話し、改めて「ALL ONE」で力を集結する今季の戦い方を示した。 ▼▼西武の新スローガンの前でポーズを取る西口監督▼▼