【山口】今季一番の寒波で事故相次ぐ 大雪の恐れなくなる
山口朝日放送
今シーズン一番の寒波に見舞われた山口県内。 各地で雪が積もり路面が凍結した影響でスリップ事故も相次ぎました。 10日明け方の山口市です。 大粒の雪が強まり視界は悪く、道路は真っ白になっていました。 JR山口駅前では路面の雪を飛ばす様子が見られました。 宇部市にある山口宇部空港でも暗いうちから飛行機の整備が行われていました。 機材には雪が積もり、作業員の足元はスケートリンクのようになっています。 明るくなった通勤通学の時間帯も降り続けた雪。 学校のグラウンドでは雪で遊ぶ生徒たちの姿が。 10日午前9時に山口市3センチ宇部市で5センチの積雪が観測されています。 山口市阿東徳佐では10日午前8時で24センチとなりました。 住宅の屋根や道路に雪が積もり路地では雪かきに追われる人の姿も見られました。 一面、雪化粧となった美祢市の秋吉台は最低気温がマイナス6.2度まで冷え込みました。 今シーズン最も寒い一日となった県内。 山口市徳佐でマイナス7・3度など最低気温は16の観測地点すべてで氷点下を記録しました。 スリップ事故が相次ぎました。 下関市貴船町では患者のもとに向かっていた救急車が普通車に接触しました。 現場は緩やかな下り坂になっていて路面を見ると凍結しているのがわかります。 警察官が融雪剤を巻いていましたが、つるつるになった道路に警察官も…。 萩市の道の駅萩往還近くではトラック3台が絡む衝突事故が発生しています。 県警によりますと9日夕方から10日午後5時までに道路の凍結による物損事故が173件発生しました。 このうち60件はノーマルタイヤの車だということです。 大雪の恐れはなくなりましたが3連休も厳しい寒さが続く見込みです。