日本ハム 疑惑の判定なくせ 幻の本塁打に新庄案「接触したらピピピと光る」ホームランセンサー設置、場内カメラも増設へ
日本ハムがエスコンフィールドの“疑惑の判定”をなくすため、施設面の改善の検討に入った。今季2件あった際どい判定を受けて、場内カメラの増設と“ホームランセンサー”の設置を進めていく。 6月2日のDeNA戦では、フェンスを越えて奥の柵に当たりグラウンドに跳ね返った水谷の一打が、二塁打と判定。7月30日のオリックス戦では右翼ポール上空を通過したオリックス・森の際どい一打が本塁打と判定された。 水谷の一打はデーゲームでのもの。エスコンは中堅後方の壁がガラスになっているため、明るい日中は判断が難しい。新庄監督も「見づらいんですよね。ガラスがまぶしくて。目を手で押さえながら見たんですけど」と理解を示し、「跳ね返らないように長い網みたいなの作ってもらって、当たったら光るとかね。接触したらピピピって光るとかね」とセンサーの設置を求めていた。 森の一打には新庄監督がリクエスト。右翼ポール真下にある放送席から打球の行方を確認した実況担当者も、中継で「おそらくファウルでしょう。ファウルゾーンにいる私たちの上を通っていきました」と話したほど。だが、判定は覆らなかった。リプレー検証の際に使用される映像が1つしかなかったことがその一因。新庄監督は「あの角度以外でも映像をつくらないといけないっていうのが正しい」と要求していた。 球団幹部は「施設面は改善されるかもしれない」と話す。より正しい判定が可能となるように、整備していく。