カーブミラーが倒れて子どもを直撃…犬や猫のおしっこで腐食が進み…環境の悪い所だと耐用年数が2~3年ということも
CBCテレビ
■愛媛県で突然起きた事故 児童の保護者が運転していた車のドライブレコーダーの映像では、停車した車から降りた男の子が走り出したその瞬間。 【写真を見る】カーブミラーが倒れて子どもを直撃…犬や猫のおしっこで腐食が進み…環境の悪い所だと耐用年数が2~3年ということも 「危ない、危ない!」 道路脇に設置されたカーブミラーが突然倒れ、男の子に直撃しました。 5月5日の午後4時半ごろ、愛媛県新居浜市宇高町の市道交差点を小学6年の男子児童が歩いていたところ、カーブミラーが突然倒れました。男子児童は救急車で病院に運ばれ、脳に異常は確認されませんでしたが、たんこぶができて経過観察中です。 倒れたカーブミラーは高さ約3メートルで、新居浜市がおととし12月に点検した際、根元が腐食していたため、テープで補強していたということです。 (男子児童の父親) 「(息子は)とても驚いていたと思う。事故がもう起こらないように、努めてもらえれば」 当時、新居浜市内には強風注意報が出されていて、事故が起きた時間帯には、最大瞬間風速15.2メートルを観測していました。 事故を受け、新居浜市はおととし12月の点検で老朽化が確認されていた支柱317本について、再点検を行い、老朽化が著しいものは補修や交換を行うと説明しています。 ■「おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む」 普段カーブミラーの設置工事を行っている、愛知県小牧市のサンダイ技建の加藤社長に聞きました(今回の事故とは関係ありません)。 (サンダイ技建 加藤鐘三社長) Qカーブミラーの耐用年数は? 「メーカーがうたっているのは、おおむね10年~15年。環境の悪い場所では2~3年ということもある。例えば犬の散歩で毎日おしっこをかけられてしまう。おしっこのかかるところだけ集中的に腐食が進む。(おしっこの)塩分が腐食を早める」 カーブミラーは「基礎部分」と「柱」と「ミラー」の大きく3つに分かれ、このうち耐用年数が一番短いのは柱部分。新居浜市のケースでも、根元の腐食がありましたが、市が今回、腐食が見つかったあとに柱の根元をテープで補強していたことについて加藤社長は。