デリケートゾーンの気になるブツブツ。その正体は性病?放っておくと危ない病気も?詳しく解説
デリケートゾーンにおできができた!と不安になったら
「迷わず診察を受けましょう。病院が遠いとか、内診台に上がって見せることに抵抗があるなら、携帯で患部の画像を撮ってオンライン診療で見せるという手段でもいいと思います。医師も写真を見れば治療が必要か経過観察でいいかのアドバイスができます。うちに来院された患者さんにも、あらかじめ陰部の画像を自宅で撮って最初に『これです』と見せてくれた方もいますよ」
デリケートゾーンのおできの予防法は?
「バルトリン腺嚢胞や膿瘍は、日ごろから自転車に長時間乗ったり、きついガードルやジーンズを好むなどデリケートゾーンを圧迫する女性に多く見受けられます。締め付けの少ない服装や自転車の利用時間、乗り方を工夫することで予防できるはずです。 ヘルペスやリンパ腺炎はストレスや疲れで出てくるので免疫を落とさない生活を心がけましょう。尖圭コンジローマはHPVワクチンで予防可能です。コンジローマだけでなく女性なら子宮頸がん、男性がなりやすい中咽頭がんを防ぐ効果もありますから性別に関係なく接種すべきです。もちろん性行為をするなら、定期的に性病検査をしましょう。思い当たる節があるなら最低でも年に一度は受けるべきだと思います」(海老根先生) 夏場に発生しやすいデリケートゾーンのおできたち。気になったらすぐ受診、必要とあれば治療やケアを。
Harper's BAZAAR JP