東日本大震災の経験が「つながる」 玉田志織、自然災害との奮闘描く『ブルーモーメント』に臨む思い
遠くの地方の天気も気になるように
甚大な気象災害によって脅かされる人命を守るべく、命がけで救助に立ち向かうSDM(特別災害対策本部)メンバーの奮闘を描くフジテレビ系ドラマ『ブルーモーメント』(毎週水曜22:00~)。このSMD通信班として、現場の晴原(山下智久)らをバックアップする宍戸梨紗子を演じるのが、玉田志織だ。 【写真】玉田志織撮り下ろしカットほか(全6枚) 宮城出身で小学3年生のときに東日本大震災で被災し、祖父母を失った経験を持つ玉田。自然災害がテーマの今作へ出演することに「つながる部分がある」と、運命を感じながら撮影に臨んでいる――。
■「玉田さんといると雨降るんですけど」 ――今日は『ブルーモーメント』の取材ということですが、まさかの大雨です。 最近「雨女」って言われるんです。マネージャーさんに「玉田さんといると雨降るんですけど、どうしてですか?」って。お休みの日にお家にいるときは晴れているんですけど、お仕事で早起きして、カーテンを開けたら暗くて、嫌な予感がして天気予報を見ると、やっぱり雨だったり。 ――プライベートでもですか? 降ってます。お昼集合で私が家を出た瞬間パラパラ降り始めて、友達から「今、家出たでしょ?」って連絡来て。最近は「遊びたくないかも」って言われちゃって(笑) ――それは災難ですよね。自分は何も悪いことをしていないのに。 最初はマネージャーさんたちが雨男・雨女なのかなと思ったんですよ。でも、友達に言われてるから、私なんだろうなと…。 ――今日も雨で…。 昨日は晴れてたんですけどね…。 ――やはりこのドラマに参加することになって、天気予報は気にするようになりましたか? そうですね。今までは自分に関係する天気だけを気にしていましたが、遠くの地方で「土砂災害にお気をつけください」とテレビで伝えていると、より「大丈夫かな」と気になるようになりました。 ■舘ひろしが「何でも来い!」の雰囲気 ――今回の作品のオファーを受けたときの心境は、いかがでしたか? 本当にうれしかったです。夜10時台の作品に出るのが初めてだったので、すごく緊張していました。先輩俳優の方々とご一緒させていただくということで、不安でドキドキな気持ちがあったので、セリフを間違えないように、いっぱい台本を読んで練習してきました。 ――実際に現場に入って、いかがでしたか? 現場に行ったらもっと緊張するのかなと思っていたんですけど、本当に共演者の皆様が温かくて、落ち着いて安心しながらいつも撮影できています。 ――特にどなたかが温かく迎え入れてくれますか? 舘(ひろし)さんですね。「何でも来い!」みたいな雰囲気があって、すごく安心していつも現場に行けます。クランクインまですごく不安で、「大丈夫かな、私できるかな…」という気持ちだったんですけど、今は舘さんの顔を見ると逆に安心するようになって、いつも緊張をほぐしていただいています。