誰もいない無人島に泊まってみたい! 手つかずの自然を堪能できる南の楽園 モルディブ「コモ マーリフシ」
プライベート・アイランドで優雅な漂流者体験を!
実は、今回訪れた際のモルディブはもともと雨季ではありましたが、毎日、ストーム級の豪雨&強風。それでも1日のうち数時間は晴れ間がのぞく時間があったのが、救いでしたが。いつもと違う雨季に、地元の人と話した時もおのずと異常気象や温暖化が話題に上りました。 滞在中、スノーケリングも、魚釣りクルーズも、アイランドホッピングも、悪天候のため中止に。スパやヨガ、部屋のプールで泳ぐ以外、ほぼ何もできなかったのですが、現地で聞いたおもしろそうなトピックがあったので、ご紹介を。 優雅な漂流者の気分が味わえる、無人島のオーバーナイト体験はいかがでしょう? リゾートから船で約3分、目の前に浮かぶラバドゥ島はコモ マーリフシのプライベート・アイランド。 白砂ビーチに天蓋付きのベッドがドスンと1台置いてあり、木々の間に張られた白い天幕の下がリビング代わり。島中央にトイレやシャワー施設もあります。 星空の下で映画を見たり、メッツェ・プレートやヘルシーなディナーを楽しんだり。そしてベッドに寝ながら、日の出を迎えることも。何かあったら、リゾートから渡された携帯電話からコールすれば、すぐにスタッフが駆けつけてくれる寸法。1日1組限定の体験です。 11月初旬から4月にかけては、ジンベエザメのシーズン。夜の海でジンベエザメの食事シーンが間近に見られるアクティビティもあります。 地元漁師さんたちの協力のもと、ライトで照らした夜の海にジンベエザメが現れたら、ホテルに連絡が入ります。すると、事前に登録しておいたゲストに召集がかかるので、船に乗って現場へ急行。船からウォッチ、またはスノーケリングでウォッチの2通りから選べます(自然が相手ゆえ、見られない時もあります)。 また、夏には恒例になっているNASAの宇宙飛行士を招いての、宇宙の話を聞く子供向けイベントもあるとか。 雨と風に悩まされ、特に何もしない滞在でしたが、島の自然美とスパに癒されたコモ マーリフシ。そして無人島体験やジンベエザメとのナイトスイムといったアクティビティに心引かれ、また訪れたいなぁと思う次第です。 コモ マーリフシ ●アクセス マーレから水上飛行機で60分 ●おすすめステイ先 コモ マーリフシ 古関千恵子(こせき ちえこ) リゾートやダイビング、エコなど海にまつわる出来事にフォーカスしたビーチライター。“仕事でビーチへ、締め切り明けもビーチへ”をループすること30年あまり。 ●オフィシャルサイト
古関 千恵子