「ICEx summer concert 2024“TASTING”」ライブレポート「僕たちは8人でいれば大丈夫なんだ」
「この夏はかけがえのないものになった」
そんなこだわりも紹介したところで、後半戦へ。 八神はこの夏について「楽しいことがあったり、かけがえのないものになったと思ってて」。「もちろん、来年の夏もみんなで過ごしたいし、秋も春も冬もみんなと過ごしたいな、と気持ちを持っていて。その想いをこの曲で伝えたいな、と思っています」とコールしたのは「Destiny」。「運命」の出会いとこれからの希望を感じさせるようなポジティブな歌詞が、心を明るくさせてくれる。 そんな心を温かくさせてくれる楽曲に続いて、阿久根と志賀が向かい合い、優しく歌声を重ね合うところから始まる「Sunset Blue」。メンバーそれぞれが置かれたベンチや階段などに腰かけ、ラフな雰囲気で歌詞を紡いでいく。 そんな柔らかな空気から一転。暗転したあと、激しく瞬くライトがステージを煽る。 衣装をチェンジした8人が登場し、ダンスパフォーマンスで見せていく。 激しいダンストラックから「Cyber Groovin’」になだれ込み、会場の熱を上げるが、次の曲……の前にさらにあおっていく。「みなさんいまから盛り上がる準備はできてますか?」とサンプリングパッドを操る竹野。「みんなにクラップをしてもらいます!」と促し会場全体でクラップ。 志賀が「じゃあ今日は僕が盛り上げていきます!」と言い、「ICExって言ったらみんなでICExってお願いします!」とコール&レスポンス。続いてメンバーの名前、COOLerをコール。「I love you!」で締めくくり、「Play The Music」で体を動かしていく。カラフルなライティングで盛り上げ、「ラストスパート来ましたよ!」と中村があおり「シブヤ 午後6時」へ。メンバーに合わせて、COOLerもペンライトを動かし、一体感が高まっていく。ICExの笑顔も弾ける。 そこに電話のコール音が響き、阿久根と志賀が客席に飛び出す。「遅れちゃった?」「どこ待ち合わせだっけ」というふたりに千田が「渋谷にあるICExの看板の前だって言ったじゃん!」というが、どうやら目黒に来てしまったようで……。 どこにいる? と聞かれて「はち、はち……ワンちゃんの前です!」と志賀。それを受けてか竹野と山本が縦に重なり、ハチ公の真似をしている場面も。ステージ上でやっと会えたところで「みんなそろったぞ。ラストスパート、全員で最高の盛り上がり見せてくれ!」と志賀が絶叫。 そのテンションのまま、「Sunny Road」へ。自撮りカメラを中村が持って、客席をバックに歌い、楽し気な様子が伝染していく。また、客席にサインボールを投げ入れて、COOLerとの交流に笑顔を見せた。 本編のラストを飾ったのは「CARNIVAL」。「次が最後の曲です。タオルを持って、持っていない人はペンライトを持って」と中村が声をかけ、サビで、タオルやペンライトを回し、熱を最高潮まで高めた。 最後は、メンバーが一言ずつあいさつをして締めくくった。