三重・伊勢市が宿泊税「1人1泊200円」案…2026年導入へ、年1億7000万円の税収見込む
三重県伊勢市が観光振興の財源として導入を目指す宿泊税について議論する検討委員会が27日、市役所で開かれ、1人1泊あたり200円を課す制度案を了承した。 【写真】愛子さまが伊勢神宮を参拝、学習院大学卒業を報告…お一人での地方訪問は初めて
市によると、宿泊税は市内のホテルや旅館、民泊など計約100施設の宿泊者から事業者が徴収し、市に納付する。市は年間約1億7000万円の税収を見込んでおり、宿泊施設への補助金や観光人材の確保、景観の保全などに充てる。
鈴木健一市長が5月に宿泊税の導入を目指す考えを表明し、市は識者や宿泊事業者ら10人で構成する検討委員会を設置。9月から課税対象や税額などを協議してきた。来年2月に答申をまとめ、市に提出する。
市は市民の意見を聴いた上で、来年6月の市議会に条例案を提出する予定。同様に宿泊税の導入を目指す鳥羽、志摩市と足並みをそろえ、2026年4月から施行したい考えだ。