角田裕毅とRBがF1日本GPで「最高の仕事」!オーバーテイク&タイヤ交換の合わせ技で12年ぶりに日本人の母国GP入賞
F1第4戦日本GPの決勝レース(53周)で、角田裕毅(RB)が10位に入賞し、母国GPで自身初の1ポイントを獲得した。 ●【2024F1第4戦日本GP】決勝レースの結果、タイム、周回数 ■角田裕毅とRBが最高の仕事 10番グリッドの角田裕毅はミディアムタイヤでスタートして12番手まで順位を落としてしまい、その直後にアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とダニエル・リカルド(RB)が接触して赤旗中断となった。 赤旗中断中にRBチームと戦略を練り直すと、ソフトタイヤに履き替えてリスタートして9番手に順位を上げた。 23周目、ライバル勢を含めて5台同時にピットイン。ここでRBのピットクルーが素早いタイヤ交換で最速ピットアウトを決めると12番手から10番手へ順位を上げた。これに角田裕毅は無線で「よくやってくれた!最高の仕事だよ」とピットクルーの“神”タイヤ交換を讃えた。 その後11番手を走行していた角田だったが、徐々にニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)に近づくと、なんとターン6(逆バンク)で並ぶとアウト側からオーバーテイク!スクール生時代から1万周以上走って知り尽くしたホームコースならではの技ありのテクニックで魅せるとファンも大興奮。 コース上での自分自身のテクニックと、ピットクルーのチームワークで、RBは最高の仕事をやってのけた。日本人がF1日本GPでポイントを獲得したのは、2012年にF1日本GPで3位表彰台を獲得した小林可夢偉(当時ザウバー)以来、12年ぶりとなった。 ■F1日本GP:暫定結果 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) 2 S.ペレス(レッドブル) 3 C.サインツ(フェラーリ) 4 C.ルクレール(フェラーリ) 5 L.ノリス(マクラーレン) 6 F.アロンソ(アストンマーティン) 7 G.ラッセル(メルセデス) 8 O.ピアストリ(マクラーレン) 9 L.ハミルトン(メルセデス) 10 角田裕毅(RB) 11 N.ヒュルケンベルグ(ハース) 12 L.ストロール(アストンマーティン) 13 K.マグヌッセン(ハース) 14 V.ボッタス(Kickザウバー) 15 E.オコン(アルピーヌ) 16 P.ガスリー(アルピーヌ) 17 L.サージェント(ウィリアムズ) ー G.ジョウ(Kickザウバー) ー D.リカルド(RB) ー A.アルボン(ウィリアムズ)