40代独身・一人っ子男性「両親が貯蓄をしてこなかったのは、今さら仕方がないことですが…」老人ホームを検討し、愕然としたワケ
Aさんは語る「自分の老後を考えると、不安があります…」
Aさんは現在、公的支援や介護サービスの活用を検討中です。例えば、介護保険を利用すれば訪問介護やデイサービスなどが利用可能です。また、自治体によっては、介護費用の一部を補助する制度が用意されている場合もあります。 「特養は費用が抑えられる分、入居待ちが非常に長いです。在宅介護サービスも便利ですが、自分が仕事をしている間は親を完全に任せきることは難しく、結局、自分で対応する部分が多いと感じます」 Aさん自身も40代半ばを迎え、自分の老後についても不安を抱いています。独身で子どもがいないため、両親のように支えてくれる家族がいない可能性が高いからです。 「両親の状況がそのまま自分の将来に重なるのではないかと思うと、不安が募ります。今の両親を支えるのに精一杯で、自分のための貯蓄ができない現状がつらいです」 Aさんのように、一人っ子で独身の男性が抱える介護問題は、現代日本が直面している課題の縮図といえます。親の老後をどう支えるか、そして自分自身の老後をどう準備するかという二重の問題がのしかかっています。 公的支援や介護サービスの充実が求められる一方で、個人としても将来に備えた計画や貯蓄が欠かせません。しかし、これらを両立させることは現実には容易ではありません。社会全体で高齢者支援の仕組みを見直し、家族の負担を軽減するための具体的な対策が急務となっています。
THE GOLD ONLINE編集部
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