ドライバーは“リアルロフト”8.5度 桑木志帆のメジャー初制覇セッティング
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日(24日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆4306人) 厳選画像を大量アップ!「リコーカップ」フォトギャラリー 単独首位から出た桑木志帆が3バーディ、3ボギーの「72」で回り、通算12アンダーで国内メジャー初制覇を遂げた。今季初優勝の壁を突破した21歳が、エリートフィールド40人のシーズン最終戦で初日から首位を譲らぬ完全V。ツアー通算3勝目でうれしい3年シードもゲットした。 2020-21年の統合シーズンに勝みなみがマークしたシーズン最多イーグル「13」に単年で並んだロングゲームの充実ぶりは、ドライビングディスタンスからも明らか。昨季239.46yd(44位)から今季249.42yd(17位)と10yd近く数字を伸ばした。 本人が要因として挙げるのは徹底した体幹トレーニングに加え、1Wのヘッドとシャフトのマッチング。練習場の弾道計測器で国内ツアートップクラスの飛ばし屋とそん色ないヘッドスピード45m/sをたたき出すパワーは、継続的な鍛錬の賜物といえる。 ロフト9度表記のブリヂストン「B-Limited B1 LS ドライバー」はポジションを調整しており、同社のツアーレップによれば「実際は8.5度に近いです。普通の人が打っても、なかなかボールが上がらないと思います」。入射角やカット軌道の具合といった日々のデータ管理を怠らず、各ギアはシーズン中に最適化している。 アップデートを進めるセッティングにおいて、2018年発売のブリヂストン「ツアーB X-CB アイアン」が目を引く。「中学3年の時に使い始めたモデルなんですけど、思い入れもありますし、いいクラブなので手放せないというのはあります。やっぱり“顔”がいいので、安心感があるのは大きいですね」。得意のアイアンショットには、長年の相棒が欠かせない。
<最終日のクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストンB-Limited B1 LS(9度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナBB(重さ53g、硬さS、長さ45インチ) グリップ:イオミック スティッキー1.8 フェアウェイウッド:ブリヂストン B1ST(3番14.5度) シャフト:三菱ケミカル ディアマナBB(硬さS) ユーティリティ:ブリヂストン B2HT(3番19度、4番22度) シャフト:三菱ケミカル TENSEI 1K ハイブリッド 70HY(硬さS) アイアン:ブリヂストン ツアーB X-CB(5番~PW) シャフト:日本シャフト NSプロ 850GH ウェッジ:ブリヂストン BRM2(48、52、58度) シャフト:日本シャフト NSプロ 950GH パター:ピン PLD プロトタイプ ボール:ブリヂストンツアーB X イエロー