大阪維新の会、23年のパーティー収入は1.2億円 前年比3.4倍超
地域政党・大阪維新の会(代表=吉村洋文大阪府知事)が2023年9月に開いた政治資金パーティーで、1億2012万円の収入を得ていたことが明らかになった。大阪府選挙管理委員会が29日付で、政治資金収支報告書を公開した。 【図解】維新の議席、衆院選でどうなった? 23年に得た収入は全体で1億2189万円で、パーティー収入が9割以上を占めた。自民党派閥の裏金事件を受け、吉村氏は24年1月、党主催パーティーの廃止を表明。今後は個人の寄付など新たな収入源の確保が課題となる。 維新によると、新型コロナウイルス禍でパーティーを中止・縮小していたが、23年はコロナ前の規模に戻して開催。22年9月に開いたパーティーの収入(3502万円)と比べ、3.4倍超になった。 23年9月のパーティーは大阪市内のホテルで開き、約6000人がパーティー券を購入。そのうち5企業と2政治団体が20万円を超えて購入した。 一方、支出は全体で9536万円。宣伝費のほか所属首長・議員の後援会への寄付などに充てた。【高瀬浩平】