台風5号 3連休に東北や北海道へ接近 その後、上陸のおそれ 暴風や高波に警戒
台風5号は今後、日本の東の海上から北日本に進む見込みです。この3連休から連休明けにかけて、北日本に接近、上陸するなど、大きく影響を及ぼしそうです。東北や北海道では暴風や高波に警戒してください。
台風5号 3連休から連休明けに北日本に影響か
昨日8日に発生した台風5号は、今日9日午前6時現在、日本の東にあって、北北東へ毎時20kmで進んでいます。中心気圧は980hPa、中心付近の最大風速は30m/sです。この台風は、今後、日本の東を北上しながら西よりに進路を変えて、来週13日には日本海に達する見込みです。 台風5号はこの週末3連休から連休明けにかけて北日本に大きく影響を及ぼす見込みです。明後日11日頃にかけて、日本の東を北上し、12日から13日頃にかけて北日本に接近するでしょう。その後、東北や北海道に上陸するおそれがあります。また東北や北海道は大荒れの天気となり、海上では大しけとなるおそれもあります。今後の情報に十分にご注意ください。
予想される波の高さ・風
今後予想される波の高さと風は以下の通りです。 [波の予想] 10日に予想される波の高さ 東北地方、関東甲信地方 4メートル うねりを伴う 北海道地方 3メートル うねりを伴う 11日に予想される波の高さ 東北地方 5メートル うねりを伴う 北海道地方、関東甲信地方 4メートル うねりを伴う [風の予想] 10日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 北海道地方、東北地方、関東甲信地方 15メートル (25メートル) 11日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 東北地方 18メートル (30メートル) 北海道地方 15メートル (25メートル)
台風から離れていても注意
台風5号は、西日本や東日本からは離れて進みますが、台風周辺からの湿った空気が流れ込むため、大気の状態が不安定になり、局地的に雨をもたらすことがありそうです。また関東の海域などうねりを伴って波が高くなる所もありますので、海のレジャーなどはご注意ください。
日本気象協会 本社 小野 聡子