〔ロンドン外為〕円、153円台後半(26日正午)
【ロンドン時事】26日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米次期政権の関税強化に伴う貿易摩擦への懸念から円買い・ドル売りが優勢となる中、1ドル=153台後半に上昇した。正午現在は153円73~83銭と、前日午後4時(154円33~43銭)比60銭の円高・ドル安。 トランプ次期米大統領が中国やメキシコなどへの関税政策を巡ってSNSで発信したことを受け、円を買ってドルが売られた海外市場の流れを引き継いだ。その後は取引材料に欠ける中、米長期金利を眺めた取引や持ち高調整の動きが出て、154円を挟んでもみ合う展開。午後には11月に開かれた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨公表を控え、様子見ムードも広がった。 対ユーロは1ユーロ=161円63~73銭(前日午後4時は161円87~97銭)と、24銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.0508~0518ドル(同1.0483~0493ドル)。 ポンドは1ポンド=1.2579~2589ドル(同1.2546~2556ドル)。