「人生で最も後悔した610万円の買い物」資産2200万円超えの50歳代が振り返るものとは
「こんなことにお金を使うんじゃなかった…」と後悔するのは、値段が高かった、安かっただけではありません。 【円グラフ1~2】50歳代は平均でどれほどの貯蓄があるもの?単身世帯の中央値は53万円! 欲しいものを手に入れるプロセスで「少しでも安く買おう」と思ってしまったことが「後悔のもと」になってしまうことがあるようです。 これから年末セールや初売り、福袋など、楽しみなイベントがたくさん控えていますが、メリハリをつけたいところです。 今回は、誰にでもある「少しでも安く買おう」という気持ちが「人生で後悔した買い物」になってしまった方の体験を、インタビュー形式でお届けします。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
人生で後悔した買い物についてお話くださったのは和歌山県在住のユウキさん
和歌山県にお住いのユウキさん(50歳代・仮名)は、若いときから車が好きで、週末になったら中古車ショップを見て回るのが趣味だったそうです。 ユウキさんが「人生で後悔した買い物」は「30歳代のときに610万円で購入したホンダのスポーツカーNSX 6.」です。 30歳代で、610万円もする中古車というだけで驚きです。 ユウキさんは、もとからNSX 6.を600~700万円ぐらいで買うつもりだったようで、そのためのお金は準備済みだったそうです。 ユウキさんが経験した買い物での後悔とは、どのようなものだったのでしょうか。
お金を貯めて念願の車を手に入れたらハズレだった…
――ユウキさんが今までの人生で、後悔した買い物は「30歳代のときに610万円で購入したホンダのスポーツカーNSX 6.」とのことですが、後悔の内容と、購入経緯を教えてください。 ユウキさん: お金を貯めて晴れて念願の車を手に入れたら、それがハズレだった…という後悔です。 私はもともと車が大好きで、週末になれば中古車店を見て回っており、中古車店で働いている友人もいました。 私が購入したNSX6.は人気のあるスポーツカーで、新車は到底買えない価格です。 ただ、私にとってどうしても欲しい車だったので「600~700万円」ぐらいの予算で買える中古車を探していた矢先、オークションで「これは!」というのを見つけることができました。 お金も貯まっていたので、すぐに友人に ・オークション代理費用、名義変更等の手続き、運送料すべて込みで30万円を支払う。 ・買った後のフォローはなし。 という条件で、代理で手続きをしてもらいました。 中古車販売店では、中古車を購入した場合の諸費用の相場は車両本体価格の10~20%。 私が購入した610万円のNSX6.であれば「61~122万円」かかります。 欲しい車だったけど、少しでも安くしたいという気持ちもあり、中古車販売店を利用しませんでした。