「手足口病」流行が福岡県で警報レベルに…乳幼児を中心に手足や口内に水疱、有効なワクチンなし
福岡県は20日、乳幼児を中心に手足や口内に水疱ができる感染症「手足口病」について、流行が警報レベルに達したと発表した。佐賀県でも19日に警報が発令され、全国的な流行となっている。 【一覧表】子どもがかかりやすい主な感染症と症状…「手足口病」でまれに髄膜炎や脳症も
発表によると、10~16日の1医療機関あたりの患者数は、前週と比べて1・42倍の6・39人で、警報レベル(5人)を超えた。手足口病は、初めに軽い発熱があり、感染から3~5日後に口の中や手足に水疱ができる。有効なワクチンはなく、県はせっけんで十分に手を洗うなどの感染対策を呼びかけている。
一方、新型コロナウイルスの患者数も前週比1・06倍の4・38人で、5週連続で増加している。