日本VS韓国!? アジア人の移籍金ランキング12位。セリエA王者の功労者! 後のアジア史上最高額の男
近年、サッカー界でアジア人選手の存在感が増している。かつては欧州や南米の選手が移籍市場の中心的存在でアジア人選手の評価は低かったが、もはやその構図は崩れつつあると言える。今回は、情報サイト『transfermarkt』が算出したアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは8月11日時点
12位:キム・ミンジェ(韓国代表) 生年月日:1996年11月15日 移籍先:フェネルバフチェ(トルコ)→ナポリ(イタリア) 移籍金:1900万ユーロ(約30.4億円) 23/24リーグ戦成績:25試合1得点2アシスト キム・ミンジェがトルコのフェネルバフチェからセリエAのナポリに移籍する際の移籍金(1900万ユーロ/約30.4億円)が12位にランクインした。 韓国でプロキャリアをスタートさせたキム・ミンジェは、2年目の2017シーズンにはチームがKリーグ優勝を果たすと、自身は若手選手賞を受賞、さらにはベストイレブンにも選出されるなど、若いうちからその才能を発揮していた。 欧州への挑戦にはそれから約4年もの年月が費やされているが、そこからのステップアップは驚異的な速さだった。2021年夏にトルコのフェネルバフチェに移籍すると、わずか1年後にはイタリアのナポリに引き抜かれることになる。スピードと強さを武器に長年ナポリの最終ラインを支えたカリドゥ・クリバリの後継者として加入しただけに、移籍金にもその期待値が表れている。 そんな期待を背負って臨んだ守備の国イタリアでのシーズンは、キム・ミンジェをさらなる高みへ導く1年間となった。リーグ戦35試合に出場し、28失点というリーグ最小失点に貢献すると、チームは33年ぶりのセリエA優勝を果たしている。その活躍が認められ、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンにアジア人歴代最高額の移籍金で移籍している。
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