サラー「私が話せば火がつく」 タッチライン上でクロップ監督と口論 リバプール、一時代の終焉!?
2017年6月に加入して以来、リバプールのエースとして君臨してきたエジプト代表FWモハメド・サラー(31)と今季限りの勇退を公表したユルゲン・クロップ監督(56)がタッチライン上で激しく口論して”一時代の終焉”と大きな話題となっている。 BBCを始め、英メディアが一斉に報じたところによると、4月27日に行われたウェストハムとのリーグ戦で、後半34分にサブ出場した際、タッチライン上で交代を待っていたサラーがクロップ監督に何かを言い放つと、クロップ監督も応酬。するとエジプト代表FWはさらに怒りを燃やし、右手の人差し指を何度も振りながら言い返した。この時点でサラーと一緒に交代を待っていたFWヌニェスが二人の間に入って口論を収めた。 2-2の同点に追いつかれ、切り札として投入されたサラーだが、後半アディショナルタイム5分を含めた16分間で結果を出すことはできず、試合はこのままドローで終了。リバプールの今季優勝の可能性はほぼなくなった。 クロップ監督は試合後「口論の内容は明かさない。あの後控え室で話し合い、私のなかでは解決済みだ」と語ったが、一方のサラーはチームバスに乗り込む前に記者団の前を通り過ぎながら、「もしも私が話せば火がつく」と一言。普段は無言を貫くエジプト人エースが過激な言葉を放って優勝の望みが消えたスタジアムを後にした。 このサラーとクロップ監督の口論ついて元リバプールFWのピーター・クラウチ氏は「監督とエース選手の確執は、どのクラブにとって良くないこと」と発言。また31歳FWにはサウジアラビア移籍の噂が常につきまとっているが、元スコットランド代表FWアリー・マッコイスト氏は「長年プレミアリーグの中でも傑出した存在だったが、ここにきて調子落ちが目立つ。今季終了後に動くのではないか」と話して、クロップ監督とともにサラーの今季限りの退団を予告した。
報知新聞社